ヨコモBD8のステアリングブロックをチェック

2016ISTCで優勝したヨコモBD8が発売されてしばらくたちましたが、ステアリングブロックが変わったと聞いたのでチェックしてみました。

タミヤ車ばっかり触ってると他の車種は気になりつつも見る機会がなかなかありません。特に富山(北陸)ではここ数年でヨコモパーツが気軽に買えるようになりましたけど、XrayやARCはまだまだ…Awesomatixなんて全然(これは全国的に、か?)です。

左はBD7,右がBD8です。ステアリングのピロボールが取り付けられる穴は1個になっていますが、旧型の外穴に準拠するようです。

金型が新しくなっていて進化したなーという印象ですが、キングピンが取り付けられる部分の大きすぎるバリが不良なのやむなしなのか謎です。BD7もそうでしたけどヨコモのデザイナーは従来のデザインを崩しすぎないで新しいデザインを取り込むのが上手いなと思います。樹脂もちょっと変わったような気がしますけどどうなんでしょう。

聞いた話によるとユニバーサルとキングピンの軸を揃えたとか。よりステアリング時にユニバーサルがスムーズに動くから良いとか。そーなんだーと思いながらも「?」と思う所は多分にありました。というのも従来の構造からキングピンだけオフセットすると、その量がホイールハブ端面とそのままオフセットしてスクラブ半径が大きくなります。

手元にある計測器がノギスのみなので精密ではありませんが、キングピンは確かに車体内側にオフセットされています。ノギス的には0.9~0.95mmなので≒1.0mm。そのぶんユニバーサルとキングピンの距離が変わるんですね。

ベアリング(外側)のざぐりが4mm→3mmに変更されていて、外側も厚みが小さいベアリングに変更(BD7は内側T=3,外側T=4)されたんですね。ここでオフセット増(スクラブ半径増)の相殺かと思いましたが、これだとベアリングの支持する距離が変わるのでシャフトのブレが大きくなって×です。

と、思ってたら。見えにくいですが、ベアリング間のリブ幅が広がっています。たぶん0.5mmくらい…?。シャフトのブレは若干抑えられるけど、オフセット量はまだ増えたままです。

この部品だけ見ていてもわからないので取説を見てみると回答がありました。ホイールハブが変更されています。BD7では5.0mmだったハブが、フロントだけ4.5mmになっています。キングピンのオフセット量が1.0mmとして、ベアリング間の距離で0.5mm+ホイールハブで0.5mmを相殺しているようです。

また恐らく薄幅のベアリングを使った事への対処として、1060ベアリングに変更されています。はめあいをキツくする事ができませんから、ベアリングのボールを大きくして許容荷重を増やして、シャフト径を大きくしてベアリングとの滑りに耐性をもたせる、こんなところでしょうか。

BD7にこのアップライトを転用する事ができるかと思いましたが、ユニバーサルシャフトを含めて転用するには問題ないんじゃないでしょうか。ユニバーサルシャフトが旧型+1050ベアリングで転用すると、ハブを薄くして(3.5mmハブってありましたよね?)寸法はクリアできますがガタが増えるように思いますので潤滑材で頑張るしかなくなって面白くなさそうな気がします。

※BD7もBD8も持ってないので詳細不明です。

※測定環境が悪かったので上記寸法はだいたい、です。

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